アルファロメオ ジュリアの主治医
Alfa Romeo Sprint GT Veloce
1600ccの三本髭のジュリアです。
フルレストアを実施した車両ですが、半年ほどしてから外装の割れが生じて、およそ2年で数か所、塗装の浮きも出始めました。メカニックはとても信頼性があり、これからもお願いしたかったのですが、いろいろありまして新しい主治医を探すことにしました。その判断が良かった!
ラッキーなことに、セカンドオピニオンを求めたショップがとても信頼のおける方でした。私の話を丁寧に聞いたうえで、専門家としてのアドバイスをしてくれます。経済的なことも考えての助言ですから腑に落ちることばかり。
まず最初の問い合わせ電話で私から色々聞きだした上で、不安のある(確認したい)ことを絞り込んでいました。当日、再確認して早速試乗。たった5分間ですが新たな懸念事項も出てきたりと、濃い試乗でした。改めて仮説(推論)を教えてくれ、ここで初めて実車で立ち合いの検証となります。実に丁寧かつ紳士的なやり方です。
私の思ういいメカニック(いいショップ)は、不具合が出たとき「まず車を見せて」とは言いません。その時の運転感覚や状況を細かく聞いて、おおよそ判断してくれます。これができない人はあやしい。新しい主治医の対応を体感して大きな信頼感を持ったことは言うまでもありません。
中でも新しい主治医に見てもらいたいと強く感じたのは、レストアの方向性をオーナーの希望第一に考えてくれるところです。フルレストアするくらいですから、私の希望通りにしたいのは当たり前、もう今までのようなことはありませんから、ほっと一息。
こんな経緯でで大当たり!となったわけです。
外装もいい塗装屋さんを見つけました。手を入れるのはもう少し先のお話しになります。
グローブボックスの宝もの
納車されたボルボ240のグローブボックスには、車検証や整備記録簿と一緒に車屋さんからのお宝が入っていました。
ありがとうございます。
こういうお宝(=パーツ)は古い車を足に使うときとてもありがたい。心遣いに感謝すると同時に、見習いたいハートフルな仕事。車だけではないものがオマケで付いてくる車屋さん、そんなお店で中古車は買いたいですね。
Turn Signal Flasher Relay SAEJ590 , SAEJ945
ウィンカーリレー
ウィンカーやハザードが点滅せずヒューズが切れていないとき、次に疑わしいのがこのパーツ。センターコンソール下にあるようです。
Fuel Pump Relay 12V 898151 3523608
フューエルポンプリレー
グローブボックス奥に鎮座しているリレースイッチ。エンジンがかからない系トラブルとき怪しい。
Overdrive Relay 3.802.220
オーバードライブリレー
メーター奥にあるリレースイッチ。オーバードライブの ↑ ランプや、ギヤが4速に入らなくなったら疑わしいパーツ。
スティック・ヒューズ(セラミック・ヒューズ、芋虫ヒューズ)
ヒューズボックスのスティック・ヒューズは2年~3年間隔で交換したほうがいいらしい。
ミニ管ヒューズ5A №2849
どこに使うかは、まだわかりません。
諸先輩の皆さまには当然のことが、私には新鮮 です、すみません。こうしてパーツを調べるのとができたのは、配慮いただいたお宝があったから。
ありがとうございます!
初めて乗車したボルボ240は甘い香りがしました
今、住んでいるマンションは400世帯の大所帯ですが、まさかココに自分が住むとは知らなかった頃、マンモスマンションなんてもっての外!と思っていました。
中古車、なかでも20年以上経つような、ちょっと古い中古車を現車確認もしないで購入するなんてもっての外!と思っていた数ヶ月前。今目の前にある240は現車を見ることなく、電話だけで購入しました。
理想と現実は、しばしば違っちゃいますよね。
ボルボ240セダン(AB230)1990年製
3月初旬の納車。
62,118km
平均の年間走行距離2,200km
初めて乗車、運転した28年落ちの240。
剛性感、重厚感が気持ち良い。思ったより軽いハンドル、アクセル。シンプルなダッシュボード。ハリ感のあるフロントシート、フッカフカのリアシート。ヴォーーンと低く心地よいエンジン音。
そして、甘い香り。
車屋さんが西より自走で納車してくれました。夜、試運転をと思ってヘッドライトをつけようと思ったら、「はて?」やはりスイッチの位置が日本車と違う。う~んと悩むことしばし。ダッシュボードの怪しげなポッチをカチッと回すと見事点灯しました。こういう小さな事でも自力で気づくと、妙な達成感があって気持ちいい!
気持ちいい!となれば、ハイビームが気になるのは必然。
これかな?とウィンカーのレバーを手前にカチッとすれば、今度は一発正解でハイビームになりましたが、もう一度カチッと戻したらヘッドライト消灯。カチカチ何度試してもハイビームと消灯を繰り返すだけ。
これは駄目だな、ということで車屋さんに電話すると、ボンネットを開けてバッテリー上の部品を「ドツイテ下さい!」
どうやら接触の問題らしく、ドツイたら治りました。でもやっぱりハイビームにするとヘッドライトがつかなくなる。今度暇な時に部品を掃除することにしましょう。新車から30年も経ったのだから、そりゃガタのひとつやふたつ、ありますよねぇ(笑)